名前: 松葉 ぼたん
    (まつば ぼたん)



タイプ: 特殊タイプ

年齢: 未定
身長: 未定
誕生日: 未定  
血液型 : O型
性格 : 控えめ
 押しに弱い おっとり








Short Story


T

今日は、どこでお昼を食べようか?  
ぼたんは、弁当を片手にきょろきょろと辺りを見まわした。校庭の奥は昨日、その前は図書室の隅だった。
「にゃぁ」  
足元で、黒猫さんが小さく鳴いた。  
オッドアイが真っ直ぐにぼたんを見つめてくる。  
ぼたんはその瞳を見つめ、それから、その瞳の先を一緒に見つめた。黒猫さんの見つめる自分。その自分の先に、見えたのは、高く遠い青空。
「じゃあ、きょうは、屋上に行きましょう」  
きょろきょろと辺りを確認し、誰も居ない事を確認する。  
小さく魔術を組み上げると、ぼたんと黒猫さんは瞬間、遠くに飛びあがった。  
誰にも内緒だけれども、力の流れを感じる瞬間がとても好きだ。屋上に到着して弁当を広げる。足元の黒猫さんにもおすそ分けをして昼食開始。  
昼食の事、魔術の事、好きな事。色んな事を沢山の人と話せたら良いのにな、と。ふと思う。
「にゃ?」  
そんなぼたんの心を知
ってか知らずか。黒猫さんは、おかずを頬張り、ぼたんの隣で首を傾げるばかりだった。




U

「……はぁ…」
昼休み、学校の中庭にあるベンチに、ぼたんは1人座っていた。
「はぁ……」
ぼたんは日課であるかのように毎日ため息をついている。
今日の原因は、授業で2人1組での課題を押し付けられてしまったことだ。
相手が少し外れた(悪く言えば素行の悪い)子だからというのもあるが、ぼたんは自分の意見を強く言えず、押されると抵抗できずに流されてしまう。
そんな自分に対してのため息でもある。
こういう性格が災いしてか、いまだ友達もできずにいる……

「にゃ〜」
足元には、最近出来た友達(昼休み限定)の黒猫。
以前、いつもの様に1人で昼休みを過ごしていた所、お腹を空かせた様子で近づいてきたのでお弁当を少しわけてやったら、懐いてしまったのだ(餌付けしてしまった、とも言う)
だからと言って名前など付けはせず、いつも「おまえ(ネコ)」と呼んでいる。

「おまえはいいねぇ。何の悩みもなく自由気ままに暮らせて……」
ぼたんはこのネコの前では、いつも心から思っている事を呟いてしまうのだった。





V

オッドの色を持つ眼をした猫は、陰のようにぼたんの横に。  
有り得ぬ色を持ち、有り得ぬ言語を解する。  
――名前は、まだない。

「ぼたん、もう少し積極的に行かないと、機を逃すよ」  
昼休みに魔術書を片手に弁当を食べる少女の横で、猫は器用に言葉を操った。眠たそうに欠伸をしながら、尾で弁当をひょいと摘んで口の中に放り投げた。
「授業中とかは仲良くしてるのにさ、こういうときに一人になると、変に疑われるよ」  
大勢の人は、まだ少しだけ苦手だし。  
そう言う少女を諭すかのように、猫は言う。
「ゆっくりと、確実に行けば大丈夫。魔法を学ぶこともそれと同じだからね」  
猫は師と同じように、少女の先を照らす道標になる。だから、見えなくならないように必死に追いかける。
「大丈夫、待ってるから」  
それでも、出来ることなら横を歩きたいと思っている。



※キャラクターの名前・プロフィール・ストーリー等の設定は
考えて頂いたものです