名前: 空木 るま
    (うつぎ るま)



タイプ: 特殊タイプ

年齢: 未定
身長: 未定
誕生日: 未定  
血液型 : 未定
性格 : 不思議ちゃん 
可愛いものに目がない








Short Story


T

「あのね、このこはね」  
少々舌足らずな言葉で、るまは手にしたソレを友人に紹介する。  
友人達は、苦笑いをしながら『ハイハイ』と、片手を上げそれから決まってるまの頭をなでた。
――ぶぅ  
友人達の対応に、憮然とほっぺたを膨らます。  
皆は笑って取り合ってくれないけれど、このこだって大切なるまの友達だ。その証拠に――。
「ぶぅ」  
ほら、るまの力に応える様に、こんなに可愛く動くじゃないか。
「え? なぁに?」  
どこからか聞こえてきた鳴き声に、友人達はきょろきょろ辺りを見まわした。
「ううん、ううん、何でも無いょ」  
でも、それは、るまだけの内緒だった。だから、るまはきょときょとと首を振った。




U

「ただーいまー」
『キュゥキュゥ』
鳴きながら主人の帰還を出迎えたのは神獣の子供、名前は『キュー』と言う。(理由はキュゥキュゥ鳴くから)
魔法界から人間界に来るとき、こっそり連れてきたのだ。
当然、この世界には存在しない(むしろ架空の存在)ので家から出すわけにはいかない。
「よしよし、ちゃんといい子にしてた?」
『キュゥ♪』
胸に抱きかかえ、るまは自分の部屋へと向かう。

部屋に入ると、世界が全くの別物に感じられる。
その理由は部屋の中にある大量の可愛らしい小物・ぬいぐるみに埋め尽くされていると言っても過言ではないからだ。
汚すぎて床が見えないという状態と同じような感覚だ。物がありすぎてドコを歩けばいいのか分からない。
机・ベッド・棚へのルートだけはわずかに敷かれている。
ジャングルの中を誰かが歩いた形跡程度だが、るまは何事もないようにすいすいと進んでいき、定位置であるベッドに倒れこむ。

「はぁ〜、今日もまた注意されちゃったなぁ」
もうお分かりだろうが、るまは可愛いものに目がない。
目がないあまりに、ついには自分の制服を改造までしてしまっている。(この場合、襟がコウモリを象徴しているかのように)それが予備の制服までもだ。
もはや趣味というよりある種の病気だ、と今日は生活指導の先生に言われた。
この先生には一度自宅訪問までされた為、この部屋の中まで分かられてしまっている。
「可愛いものを集めたり、可愛くするのが何で駄目なのよ!」
『キュキュゥ…』
あまりの不満に関係のないキューにあたる。
「あ、そうだ!」
『キュゥ〜〜〜!!』
生き物であることを忘れてしまっているのか、キューをポーンと投げ飛ばしてしまう。
「ん〜と……、あったあった」
カバンの中から取り出したのは、ぬいぐるみ。
「えへ〜、今日から君もお友達だよ」
さっきまでのお怒りはいずこやら、すっかり上機嫌になってしまっている。
そう、るまの中では可愛いものこそが最優先なのだ。



※キャラクターの名前・プロフィール・ストーリー等の設定は
考えて頂いたものです